【重婚】じゅうこん
重婚とは、既に配偶者がいるのに、他の異性と結婚をすること。日本では民法によって禁止されており、重婚は認められません。
【熟年離婚】じゅくねんりこん
中高年の夫婦の離婚のこと。年金分割制度が始まったことで、団塊の世代などにおいて熟年離婚が増えるのではないかと懸念されています。
【審判離婚】しんぱんりこん
離婚調停が成立したにも関わらず、一方が調停に応じない場合、家庭裁判所は調停委員の意見を聴いて、職権で離婚の処分ををすることができます。これを審判離婚といいます。
【氏の変更】しのへんこう
通常、氏の変更には「やむを得ない事情」が必要であり、容易には認められません。 離婚の場合は婚姻に際して氏を改めた者は旧姓に戻るか、婚姻中の氏を名乗るかを選択することができます。
【氏と戸籍】しとこせき
出生から死亡に井たるまでの人の重要な身分関係の変遷は、戸籍に記載されます。戸籍制度は夫婦と親子で構成される家族単位ごとに作成されます(夫婦同一戸籍の原則・親子同一戸籍の原則)。通常、その家族は同じ氏を称していますので、1つの戸籍には同じ氏を称する者のみが入ることになります(同一戸籍同一氏の原則)。
【職業許可権】しょくぎょうきょかけん
子は、親権者の許可がなければ職業を営むことができません。職業とは、営業よりも広く、他人に雇われる場合も含まれます。
【親権の喪失】しんけんのそうしつ
親が親権を濫用したり、著しく不適当であった場合は、家庭裁判所はその親権の喪失を宣告することができます。
また、親権を辞することもできます。 親権者は法律で定められていますが、親権を行う父、または母は親権を行うことができない、やむを得ない理由があるときは、家庭裁判所の許可を得て親権あるいは管理権を辞することができます。 たとえば、親権を行使するものが長期にわたって不在となるような場合が考えられます。
【裁判離婚】さいばんりこん
夫婦の一方が離婚に同意しないときは、離婚の訴えをおこすことで婚姻を解消することができます。この訴えには事由が必要です。
1.配偶者に不貞行為があったとき
2.配偶者から悪意で遺棄されたとき。
3.配偶者の生死が3年以上あきらかでないとき
4.配偶者が強度の精神病にかかり、回復の見込みがないとき
5.その他、婚姻を継続できない重大な事由があるとき
【財産分与】ざいさんぶんよ
離婚をした者は相手方に対し、財産分与(財産を分けること)を請求することができます。
財産分与の本来的意味は、婚姻中に蓄積された財産を清算すること、離婚後に生活能力にない相手方を(生活能力のある者が)扶養することにありますが、 さらに、離婚をせざるを得なくなった相手方に対する慰謝料を含む場合もあります。
ただし、その慰謝料が請求者の精神的苦痛を慰謝するに足りないときは、この財産分与とは別に慰謝料を請求することができます。
【親権者と監護者】しんけんしゃとかんごしゃ
未成年の子のある夫婦は、離婚に際して親権者および監護者についての定めをしなければなりません。
親権者と監護者は一致するのが普通ですが、たとえば、父親が親権者になるが、まだ子どもが幼い間は母親が監護権を持つというように、親権と監護権を使い分けることもできます。
なお、これらの定めは、協議離婚の場合には当事者が協議して定め、裁判離婚の場合は家庭裁判所が決定します。
【成年擬制】せいねんぎせいく
未成年者が婚姻したときは、成年に達したものとみなされます。 したがって、婚姻後は未成年者であるという理由で法律行為を取り消すことができなくなります。満二十歳以上に比べ、判断能力に劣ることはないと考えられるからです。
【尊属】そんぞく
尊属とは、血族のなかで父母や祖父母など、自分より前の世代の者をいいます。
【親権】しんけん
親権とは、未成年の子を監護・教育し、あるいはその財産を管理することを内容とする親の子に対する権利義務の総称です。 親権の内容には、大きく分けて、子の身上に関する権利義務(身上監護権)と、子の財産に関する権利義務(財産管理権)とに分けられます。
【準正】じゅんせい
準正とは、非嫡出子について、父の認知および母との婚姻関係を要件として嫡出子の身分を生じさせる制度です。 この準正による嫡出子を「準正嫡出子」といい、「生来嫡出子」と区別することもあります。 なお、準正による嫡出子は、父の認知と父母の婚姻関係との先後関係によって「婚姻準正」と「認知準正」に分かれます。
【親等】しんとう
親等とは、自分とどれだけ近い関係であるかを示す単位で、1つの親子関係が1単位として計算されます。 父は1親等、祖父は2親等、兄弟の場合は共通の親を介して2つの出生関係によってつながるので、2親等ということになります。 妻の父母と夫の父母のとの間のように、配偶者の一方の血族と他方の血族との間、あるいは兄の妻と弟の妻との間のように、血族の配偶者相互間には姻族関係はありませんので、親族には含まれません。 また、姻族の場合は3親等までということになりますので、配偶者の叔父、叔母、甥、姪までは含まれますが、従兄弟は4親等となるので、配偶者の従兄弟は親族に含まれません。